◆内野莉緒(うちの・りお)
主人公。猪突猛進型で、一度決めたことは決して曲げない頑固者。そのため、一つのことに集中すると周りが見えなくなる。弱音を吐くのがお世辞にも上手ではなく、むしろ隠してしまうタイプ。熱気球部の紅一点。
父親の転勤で北海道へ引っ越す。幼い頃に一度だけ乗った熱気球に興味が湧いて入部。空から見た景色に衝撃を受け、初めて夢中になれるものを見つける。パイロット資格取得をめざして奮闘する。
◆笠原凌太(かさはら・りょうた)
熱気球部の部長。キリリとした太めで短めの眉、黒髪、黒縁眼鏡、すらりと細身で長身という容姿が「ドーベルマン」を連想させる。多くは語らないタイプだが、内に秘めているものは熱くストイック。
◆宮嶋春斗(みやじま・はると)
クラスメイト、熱気球部部員。「なるようになるさ」主義で、どうにかなるが口癖。焦るということをあまりしないせいか、本人よりも周囲が焦ったりするが、だいたい上手くこなしてしまう。その動じない態度のおかげなのか、頼られることが多い。
◆上条先生
熱気球部顧問。古典担当。醸し出される雰囲気がとにかく「優しい」。